■ 塗料の種類と使い分け | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ 塗料の特性による使い分け プラモデルの塗料は「ラッカー系」「アクリル系」「エナメル系」に分かれます。特性があり使い分けが必要。ガンプラ中心ですが「エナメル」によるスミ入れから入り、「アクリル」で筆塗による部分塗装、エアーブラシを購入し「アクリル」で装甲のみを塗装。「ラッカー」で完全塗装を何度かこなし慣れてきましたので感想を記載。 ラッカー系/完全塗装向け
プラモに軽く吹き掛け10分程度で乾くが、同時にエアーブラシのノズル部分に固まりが出来る。内部の針にもこびりつき20分程度で使えなくなるので、簡単な分解清掃しながらの使用となり大変。ノズルから糸状の物が出て来たり水玉になりやすくマダラになりやすい。特に” 雨の日は駄目 ”。原液の濃度・吹き出し量が違うのか同じ面積を塗る場合「アクリル」の倍使います。激臭がするので” 換気とマスク ”は必需。 粘膜が強く関節部分などに使えるので完全塗装には必需。その代わりエアーブラシと計量皿の掃除が大変で、強力な「Mr.ツールクリーナー 改 ![]() ![]() GSIクレオスの「Mr.カラー」が有名。薄め液はビックカメラ.comで注文時にml辺りの単価を計算すると特大より「Mr.うすめ液 中 110ml ![]() ![]() アクリル系/部分塗装向け
水性塗料なので、水で薄めることも道具を水洗いすることも出来て扱いやすい。薄めるのには「タミヤ アクリル塗料《溶剤》 ![]() ![]() 乾燥が遅くエアーブラシの中に入れたまま24時間放置しても問題無く使用可能。48時間でも使え72時間放置したら流石に固まりました。プラモに塗装して24時間乾燥させて触ると指紋の形に凹み、可動部分に使用すると1度で剥がれます。水性絵の具のような感覚で塗れるので筆塗にも向いており部分塗装向け。 「タミヤカラー アクリル塗料ミニ」と「GSIクレオス 水性ホビー」は成分が同じなので混ぜ合わすことが可能。最初はブランド力のある「タミヤ」を使ってましたが、「GSIクレオス」の方が色の種類が豊富で、取扱説明書で色指定されてる専用色が多くいつの間にか乗り換えてました。 ![]() エナメル系/スミ入れ化粧向け ” プラモデルに直接塗ると割れる ”ので塗料の上から使う油性塗料。光沢が良く触れると落ちやすい化粧向けで「スミ入れ」「錆び」「汚れ」などに使われます。下は相性表ですが、「アクリル」の上からでは、はみ出した部分を綿棒で拭いたところ下地も落ちてしまい使えませんでした。「ラッカー」は強く中々落ちませんが、非光沢のザラザラ面に染み込んでしまい、逆にスミ入れした「エナメル」が溶剤でも落とせず苦労します。
現在「エナメル」は「タミヤカラー エナメル塗料」しか出て無いようです。見た目は「タミヤカラー アクリル塗料ミニ」の小瓶に見えますが別物。溶解液は「タミヤカラー エナメル塗料 《溶剤》 ![]() ![]() |
■ 蓋の開かない塗料を開ける便利グッズ |
自力での開け方 塗料の消費期限は1年なので買い溜めせず使う分を毎回購入した方が良いです。「ラッカー」は乾燥し易く粘膜が強いので、直ぐにキャップが開かなくなります。中学生時代の測定で握力50kgあり力は平均以上の筈ですが開けるのは不可能です。「Mr.ツールクリーナー 改 ![]() ![]() Mr.キャップオープナー 店頭でタミヤの「ノンスクラッチ プライヤー ![]() GSIクレオス 「Mr.キャップオープナー ![]() ![]() 3種類の瓶に対応。真ん中に開いた「ー」も使う便利グッズです。タミヤの塗料でも使えました。 ![]() こちらが何度試しても開かず諦め新しい塗料を使った瓶 瓶側にゴムをはめキャップ側にレンチを取り付けます。大きさが違うので簡単に入る方です ![]() テコの原理とグリップの滑り止め効果で力を使わず簡単に開きました バリバリバリと固まった塗料が剥がれていく音が気持ち良い ![]() (記載:2017年11月1日) |